トトロ幼稚舎では、自分の足で歩く、ということを活動の一つの柱としています。
年長組では、その歩みを重ねた集大成、卒園行事として、「神奈川横断徒歩旅行」を行います。
まず、前年の5月に、江の島から大磯まで歩きました。
多くのお父さんが参加してくれました。父子並んで、海岸線を歩く。
子どもだけ、家族だけではなかなか歩けない距離、それも砂浜です
仲間に支えられ、元気に歩きました。
卒園2か月前には、いよいよ卒園行事の始まりです。
あわせて「箱根八里」の歌も歌いはじめます。
古い言い回しの曲ですが、トトロの子どもたちは皆覚えて、このリズムに支えられて歩を進めます。
大磯~国府津、国府津~湯本を、海岸線や市街地を歩きました。
そして3月になると、いよいよ最終行程、湯本から三嶋大社まで歩く、通称箱根遠足です。
お友達の応援にも支えられました。
最初の上りは「東海道中膝栗毛」にも描かれている難所です。畑宿、甘酒茶屋、芦ノ湖まで石畳が続きます。
箱根峠で富士山がよく見えました。
峠を越えると、その先は下ります。石畳も続き、大人でも苦しい道のりでした・・でも三嶋大社まで歩ききりました。
三年分の足形を比べると、その大きさも形も大きく変わっています。(青→緑→赤)
これを見たお父さんお母さんから
これだけたくさん、歩いたんだ・・。
うちの子、こんなだったんですね。。大きくなったんだな・・!
驚きの声を、子どもたちは自慢げに聞いていました。
その体に体力と自信を備えて、新しい世界へ飛び立つ日が来ました。
卒園おめでとうございます。
新しい世界への旅立ちを、心から応援します。
担当・T